2009 Fiscal Year Annual Research Report
モーションキメポーズを活用したアニメティクスシステム
Project/Area Number |
21500106
|
Research Institution | Shobi University |
Principal Investigator |
今間 俊博 Shobi University, 芸術情報学部, 教授 (40327143)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 邦雄 東京工科大学, メディア学部, 教授 (20205553)
佐藤 尚 神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (90225988)
|
Keywords | Computer Graphics / Animation / Motion Capture / 誇張制御手法 / アニメーション教育 / アニメーションの分析 |
Research Abstract |
本研究の目的は、日本式アニメーションの制作環境を根本から改善し、より競争力の高いアニメーションコンテンツの制作支援システムの開発である。アニメティクスとはアニメとアニマティクスの2つの技術を基として名付けられた造語である。本システムでは、2次元セルアニメーションに似た質感の映像を創り出す、セルタッチアニメーションのコンテンツを、モーションキャプチャーを活用して実時間で制作して行く事を目標としている。 本年度の研究では、日本のアニメに欠かせないキメポーズの滴用シーンについての調査を行かった。すでに事前調査の中で、キメポーズを使う事によってキャラクターが不自然な動きにたってしまう例も報告されているが、この条件に対する根本的な解決方法は、まだ見つかってはいない。 キメポーズの適用シーンについて、その適応量と時間、タイミングについて実験を行い、豊富なデータを蓄積する。このデータベースによって、キメポーズの適用・不適用の場合分けを行い将来は自動的に効果が適用されるシステム構築につなげる。この件については、いくつかの条件を設定し一定の研究結果を得られたのではないかと思う。 アニメーションのキャラクター動作データの中から、キメポーズを抽出するためのいくつかの試行を行った。特に、主成分分析のように統計的な手法を用いた解析は、意味のあるデータを抽出する道筋を見出す試行方法として役に立つと思われる。 本研究では、システムの全体設計、研究全般の執行と管理を研究代表者が受け持ち、ソフトウエア研究開発およびアニメティクスシステムの効率化比較を研究分担者が受け持つ。開発したシステムの全体評価は全員で行なった。
|