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2009 Fiscal Year Annual Research Report

対面する複数モバイルユーザ間の直感的かつ効率的データ交換手法

Research Project

Project/Area Number 21500121
Research InstitutionKyoto Institute of Technology

Principal Investigator

渋谷 雄  Kyoto Institute of Technology, 情報科学センター, 教授 (70226190)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村田 和義  京都工芸繊維大学, 情報科学センター, 助教 (60422507)
Keywordsユーザインタフェース / マルチモーダルインタフェース / ヒューマンインタフェース / モバイルインタラクション
Research Abstract

提案手法を実装するための詳細仕様を決定し,試作システムを作成した.試作システムの主要部分は通信部と認識部の2つに大別できる.通信部は他のモバイル機器との通信を処理する部分であり,UDPによるブロードキャストとTCP/IPによるサーバ-クライアントモデルを使用した.一方,認識部はデータ受信側からデータ送信側に固有のパターンを提示することによって受信モバイル機器の識別を行う部分である.この受信側から送信側に提示するパターンとして赤外線LEDの点滅とディスプレイに提示する2次元画像パターンとの2種類を検討した.これらはいずれも現行のモバイル機器に備わっているデバイスによって実現可能な方法である.赤外線LED点滅パターンによる認識は,屋内での利用は可能であったが,日中の屋外において,太陽光と赤外線LEDの発光とが区別できず,機器の識別が困難であった.本研究では,受信側のディスプレイに2次元の画像パターンを表示し,送信側のカメラがとらえた画像中からこの画像パターンを検出することによって受信する機器を認識する手法を採用した.また,送信側で画像パターンを検出すると,送信側のディスプレイ上の検出した位置に色の付いた立方体を重ねて表示し,現在どの機器が認識されているかを明示した.システム試作には,ARToolKitが持つ画像認識を用いた.システムの評価には解像度が1024×600[pixel]であるVAIO Uを用いた.表示したパターンの大きさは1辺5.8[cm]の正方形であった。実用化を想定し,試作システムを屋外で使用したところ,ディスプレイに太陽光が差し込み,画像パターンを認識することができないことがあった.しかし,受信側のディスプレイに光が入りこまないようにすると,約3[m]の距離で認識することができた.さらに,屋内での使用を試した結果,同様の距離で複数台の認識も可能であった.

  • Research Products

    (3 results)

All 2010 2009

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] 携帯端末の動きによるズームとスクロールの並行実行を用いたWebページ閲覧手法2010

    • Author(s)
      村田和義
    • Organizer
      シンポジウム「モバイル'10」
    • Place of Presentation
      名古屋大学 (愛知県)
    • Year and Date
      2010-03-18
  • [Presentation] モバイル環境における電子メモ作成のための人差し指の一筆書き動作による文字入力手法2009

    • Author(s)
      大下純平
    • Organizer
      ヒューマンインタフェースシンポジウム2009
    • Place of Presentation
      お茶の水女子大学 (東京都)
    • Year and Date
      2009-09-02
  • [Presentation] モバイル機器における動画視聴時の機器移動による効率的なズーム手法2009

    • Author(s)
      森本洋介
    • Organizer
      ヒューマンインタフェースシンポジウム2009
    • Place of Presentation
      お茶の水女子大学 (東京都)
    • Year and Date
      2009-09-02

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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