2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500132
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
沼尾 雅之 電気通信大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (90508821)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾内 理紀夫 電気通信大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (70323871)
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Keywords | トレーサビリティ / データマイニング / OLAP / 部品表 / RFID |
Research Abstract |
本研究は,トレーサビリティ・データマイニングのアルゴリズム設計と計算機実験の2つから構成される.前年度までに,トレーサビリティ・データマイニング・アルゴリズムを実装し,これを用いた応用として,製造工程トレーサビリティ・データによる故障原因分析を行った. 最終年度である23年度は,これらアルゴリズム開発・実験・評価の結果をまとめて,論文投稿および学会発表を行った.その結果,この分野を代表する学会である電子情報通信学会と日本データベース学会の論文誌に採録された.また,関連する研究会等での学会発表を5件行うことができた. また,研究の成果物である2つのプログラムとシステムについて,以下のように再利用可能なリポジトリ化および,デモシステムの開発を行い,大学の産学連携イベントにおいて公開した. (1)トレーサビリティ・データマイニング・プログラム トレーサビリティ・データモデルの仕様を定義し,その上で相関関係を発見する分散マイニング・アルゴリズムであるトレーサビリティ・データ・マイニング・プログラムを,再利用可能な形でレポジトリ化した.また,性能比較に用いるための標準データを生成するためのトレーサビリティ・データ生成プログラムについても開発したものをレポジトリ化した. (2)製造工程トレーサビリティ・デモ・システム RFIDタグとリーダを用いて実際の製造工程を模倣したデモシステムを開発した.この中で,人・物・情報の流れを視覚化し,トレーサビリティとデータマイニングの利点を直感的に理解できるようにした.
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