2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500171
|
Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
呉 海元 Wakayama University, システム工学部, 教授 (70283695)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 謙 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (70263233)
|
Keywords | 高臨場感中継 / ビデオレート / 対象追跡 / 能動カメラ / 広視野・高精細 |
Research Abstract |
1. ステレオ画像からビデオレート(30fps)で注目対象の自動検出・追跡方法について、初期あるいは追跡失敗した時、ほぼ正面の顔を自動検出し、検出された顔領域とその周辺の背景領域の色情報にもとづいて追跡用の新しい色モデルを作成・更新してから、人物の追跡を再開する方法を提案し、システムを構築している。この研究成果は国際会議(PRSIVT09, URAI09)で発表し、ICCV09でデモを行った。従来方法と比べ、照明環境変化に対して、より安定に追跡できるようになっている。 2. 視点固定型能動カメラの回転パラメータと映像から抽出された特徴点・領域のconsistencyより背景と追跡対象の分離法について、SIFTとHarrisで特徴点を抽出し、SIFT特徴量で動画像間の対応点を取り、対応点のフレーム間の移動ベクトルと視点固定型能動カメラの回転パラメータとの関係より、前景シードと背景シートを求め、グラフカットで背景と追跡対象の分離方法を提案している。この研究成果は国内会議(MIRU09)に発表された。 3. その他、物体検出に有効な特徴生成法、一般物体認識に有効なBoGの生成法、K-meansトラッカの拡張、K-meansトラッカのための領域初期化などの研究も行っている。
|