2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500174
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
高橋 悟 香川大学, 工学部, 准教授 (50297579)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 俊一 北海道大学, 工学部, 教授 (50134789)
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Keywords | 画像認識 / 方向符号照合法 |
Research Abstract |
リアルタイム処理を行うために、移動体の探索照合領域の最小設定値を探求し、方向符号照合法の類似度計算の時間低減を図ることで進めた。一般的には、照合領域は任意に決定されるために最適な領域サイズ(画素数)は考慮することはない。そのため、照合正解率の低減が行われることなく、照合領域の適正な範囲を模索し、画像処理の高速処理化を実施した。このとき、幾つかの動画像データを比較検討することで、方向符号照合時における探索照合領域を諸々仮説設定し、照合正解率を落さず余計な探索領域処理を行わないアルゴリズム構築を進め、処理の高速化が可能なことがわかった。 また、画像処理時間を低くするための探索領域の決定に対して、平成21年度、平成22年度にて得られた研究成果である移動体の画像間の移動量と移動角を用いて、照合範囲の限定操作を行うことで導出することを加味し、検討した。さらに、照合画像の取得フレーム数をサンプリングタイム毎とせず、画像取得の時間を抑えることで単純に全体処理時間の軽減を行うことを試みた。実際には、実験的に3フレーム毎の照合領域更新を用いた場合では、照合正解率を落とさず対応可能であることを確かめ、主として3フレーム毎の照合に特化し、対応した。これにより、処理時間抑制を実施した。
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Research Products
(8 results)