2009 Fiscal Year Annual Research Report
飽きを感じる感性のモデル化とマンネリ防止型意思決定支援システムの構築
Project/Area Number |
21500205
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
庄司 裕子 Chuo University, 理工学部, 准教授 (30286174)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 俊一 中央大学, 理工学部, 教授 (50297107)
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Keywords | 飽き / 感性モデル / 意思決定 / マンネリ |
Research Abstract |
従来の合理的な意思決定モデルでは、飽きやマンネリといった側面を考慮してこなかった。本研究では、繰リ返しのパターンが人の感性に与えるマンネリ感(=飽きを感じる感性)をモデル化する。そして、構築したマンネリ感モデルを利用して、同種の意思決定を繰り返しおこなう場合に、利用者かマンネリを感じない意思決定の支援手法を提案する。 1 長期継続的な意思決定プロセスの事例収集および分析 初年度にあたる。平成21年度は、まず、食事の献立作成を例題として、長期間継続して献立作成する事例を収集した。献立作成のように日常生活で継続的に繰り返される意思決定では、前回までに撰択した内容が次の意思決定に影響を与える。どんなに好きなものでも、同じものが続けぼ飽きるという人は多い。本研究では、まず、実際の食事の献立作成を例題として、長期間継続して献立作成する事例を収集し、継続性が与えるマンネリ感について基礎的なデータを収集した。 2 マンネリ感のモデル化 次に本研究でほ、収集した事例の分析を通して、マンネリ感を定式化するモデルを提案した。そして、前掲1で収集した事例データを用いてシミュレーションをおこない、評価実験を通して作成したモデルの正当性を検証し、適宜モデルを修正しながら、人間のマンネリ感に合致するモデルを構築した。 上記の研究成果を日本感性工学会論文誌に投稿して採択ざれ、2010年第9巻に掲載された。また、国内での学会での口頭発表も複数回おこなった。
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Research Products
(3 results)