2009 Fiscal Year Annual Research Report
自己縮小画像コードブックとファジィ推論に基づく実時間映像拡大処理システムの開発
Project/Area Number |
21500230
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Research Institution | Kyushu Institute of Information Sciences |
Principal Investigator |
麻生 隆史 Kyushu Institute of Information Sciences, 経営情報学部, 教授 (20259683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
車 炳王己 九州情報大学, 経営情報学部, 教授 (10310004)
河野 英昭 九州工業大学, 大学院・工学研究院電気電子工学研究系, 助教 (00404096)
田向 権 東京農工大学, 共生科学技術研究院工学部・電気電子工学科, 助教 (90432955)
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Keywords | ファジィ推論 / 映像拡大処理 / 映像拡大ハードウェア |
Research Abstract |
本研究の目的は,任意画像を任意倍率で,かつ高速で高品質な拡大画像を得ることの出来る実時間映像拡大処理システムの開発である. その実現には,(1)画像拡大アルゴリズムの適正化と高速化(2)適確な局所エッジパターンの抽出(3)コードブックとファジィ推論等の応用方法の検討(4)ハードウェア化する為の適正な回路設計である. 本年度は,上記の研究を具体化する全体像を考察し,その中で重要な要素である高画質で高速な画像拡大アルゴリズムを主に検討してきた. 具体的には局所エッジパターンを考慮した画像拡大法を考察し,国際会議IWAIT2010(International Workshop on Advanced Image Technology)での「IMAGE ENLARGEMENT WITH HIGH-FREQUENCY COMPONENT AUGMENTATION BASED ON PREDEFINED CODEBOOK DESCRIBING EDGE BLURRING PROPERTIES」の発表並びに論文誌(電子情報通信学会技術研究報告)において「画像の局所エッジパターンを考慮した事前定義コードブックによる画像拡大法」を公表した.さらに,上記のアルゴリズムを基に,引続き高速化の為にFPGAボード等を購入し,それを使用した研究開発を行い良好な結果を得ている. 特に,高速画像拡大処理を行うにあたり,ハードウェア化は必須条件であるが,ソフトウェア上での手法をそのままハードウェア化することは大変な困難を要するが,この問題点を検証している.
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