2012 Fiscal Year Annual Research Report
小中学校の学習情報センターとしての学校図書館における専門的職務の在り方
Project/Area Number |
21500233
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
平久江 祐司 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (20302432)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 学校図書館 / 学習情報センター / 専門的職務 / 小中学校 / 情報図書館学 |
Research Abstract |
本年度は,本プロジェクトの最終年度に当たり,2年目に提示した学校図書館専門職の構成モデルを検証し,再構成するために(1)米国の専門職に関する理論的な研究,(2)学校図書館,学校図書館支援センターへの訪問調査,(3)学校図書館の質問紙調査を実施した。 (1)については,米国における学校図書館専門職員の養成の基礎的理論であるCompetency-Based Education について1970年代の学校図書館マンパワープロジェクトの成果と課題に着目し研究を行った。(2)については,平成21年度~23年度に実施した訪問調査の追加調査として,学校図書館と公共図書館との連携協力を行う学校図書館支援センター,中高一貫校の学校図書館の施設の現状と役割の調査とその担当者へのインタビュー調査を実施し,学校図書館担当者の現代的な職務の内容ついて明らかにした。主な調査実施校は,関西大学附属小中学校,西宮市立中央図書館,甲南学院附属中学高等学校,札幌市立山の手南小学校,同市立発寒南小学校,同市立発寒中学校,白山市立学校図書館支援センター,同市立松任中学,同市立蕪城小学校等である。(3)については,「高等学校図書館の現状と図書館担当者の職務意識に関する調査」台湾,韓国,香港,上海,日本の国際比較調査」に参加し実施した。日本では東京都,大阪府の全日制高校を対象に実施し,学校図書館担当者の役割が小中学校図書館に比べてより専門的である高校の司書教諭や学校司書の職務の現状と課題を明らかにした。 これらの調査研究の成果は,論考や学会発表,講演等によって社会に還元するように努めた。また,本研究プロジェクトの成果は,科研費研究(基盤C)「デジタル社会における司書教諭・学校司書の研修制度に関する総合的研究」平成25年度~28年度(研究代表平久江祐司)へと引き継がれ,更に深化・発展させていくことになっている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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