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2010 Fiscal Year Annual Research Report

由緒帳データベースによる藩制組織構造の解明に関する提案

Research Project

Project/Area Number 21500247
Research InstitutionJapan Advanced Institute of Science and Technology

Principal Investigator

堀井 洋  北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助教 (40372495)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中野 節子  金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (60019338)
林 正治  一橋大学, 情報基盤センター, 助教 (90552084)
宮下 和幸  金沢大学, 人間社会環境研究科, 客員研究員 (40535663)
沢田 史子  北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 研究員 (20456429)
Keywords歴史情報 / 情報システム / 日本史 / 人文データベース
Research Abstract

本研究では、近世加賀藩家臣団の網羅的な記録である「先祖由緒井一類附帳」(金沢市立玉川図書館近世史料館所蔵、以下「由緒帳」)を対象として、藩制組織の統計的かつ客観的な全容解明を目的とする。平成22年度は、以下の2点についてデータベース化と公開にむけたインタフェースの実装を行った。第一に、「由緒帳」作成者に着目した構成家臣の分析である。その主たる目的は、1.加賀藩士(直臣)か、陪臣(藩士の家臣)か、あるいは大聖寺藩士かその他か、その所属を明確にする、2.加賀藩士については、身分・階層を明らかにする、3.陪臣は、仕えていた主人名を明示するの3点である。本分析に際してデータベースとして入力したものは、家別の頭文字「あ」行から「は」行まであり、全体の約80%である。第二には、「由緒帳」中の上級家臣(人持組)部分について、画像テータの撮影と記述内容の解読を実施した。本分析では、それぞれの家系に着目し、個人の詳細と役職の変遷についての解明を目指している。個人の詳細たついては、名前(名字・氏姓・いみな・読み仮名・通称等)、当主との続柄、出身・肩書・本国・生国・菩提寺・没年月日および年齢・由緒帳の提出年月および年齢が解読の対象である。役職の変遷については、役職・賞罰に関する事項を開始年月、内容,終了年月の解読を進めている。
検索インタフェーズは、由緒帳データベースの公開および遠隔地からの利用も考慮して、Webアプリケーションとして主としてPHP言語を用いて構築した。由緒帳データベースの検索操作に際しては、RDF検索言語(クエリー)であるSPAQLを用いるが、その文法構造が非常に複雑になることが予想されるため、直感的な操作が可能なGUIを介した検索条件の入力操作システムを採用した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 先祖蠕井噸附帳研究データベース構築のための情報システム2010

    • Author(s)
      林正治、堀井洋、堀井美里、沢田史子、吉田武稔、宮下和幸、中野節子
    • Organizer
      人文科学とコンピュータシンポジウム
    • Place of Presentation
      車京工業大学(東京都)
    • Year and Date
      2010-12-11

URL: 

Published: 2012-07-19  

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