2009 Fiscal Year Annual Research Report
歴史資料を活用したインバウンド観光振興のためのWebコンテンツに関する実証的研究
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21500250
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Research Institution | Kanazawa Seiryo University |
Principal Investigator |
沢田 史子 Kanazawa Seiryo University, 総合研究所, 研究員 (20456429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大薮 多可志 金沢星稜大学, 経済学部, 教授 (20141369)
堀井 洋 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助教 (40372495)
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Keywords | Webコンテンツ / 歴史資料 / インバウンド / 観光情報 |
Research Abstract |
平成21年度においては、インバウンド振興のための欧米人向けのWebコンテンツ開発のために、以下の2点を実施した。(1)石川県が実施した外国人個人旅行者を対象とした石川県への旅行に関するアンケート調査結果の分析を行った。欧米客の石川県に関する知識レベルや興味・関心を把握し、本研究において開発するWebコンテンツの基本コンセプトを決定した。(2)地域歴史資料を活用した欧米人向け観光ガイドブログ-Historical Walking Guide to Kanazawa-(http://amane-project.jp/HistoricalGuidetoKanazawainEnglish/)を国内研究協力者(フィリップス・ジェレミー氏)の協力を得て、平成21年11月より配信を開始した。本研究では、単なる日本語での観光地情報照会の翻訳型コンテンツ開発ではなく、地域特有の歴史資料に着目し、そのような地域特性により他地域と差別化する戦略をとる。本ブログは、地域に現存する絵図、日記、写真、古文書などの歴史資料を活用した欧米人向け観光ガイドである。絵図や写真は別ウィンドウで英語の注釈を入れ高精細な表示を行った。本ブログに対するコメントやインタビューにより、歴史資料の欧米人に対する効果的な活用法、欧米人の嗜好や知識レベルを分析した。以上により、「地域歴史資料を活用したポッドキャストによる観光ガイド」(平成22、23年度)開発のための基礎的知見を得ることができた。
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