2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500505
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Research Institution | Kumamoto Health Science University |
Principal Investigator |
飯山 準一 熊本保健科学大学, リハビリテーション学科, 教授 (00398299)
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Keywords | 温熱療法 / 非薬物療法 / 腎不全 / 低温サウナ / リハビリテーション |
Research Abstract |
ラットからマウスへのモデルの変更:当初、ラットでのモデル作成を行っていたが、マウスでの作成へと研究計画を変更した。低温サウナのデバイスの容量の都合上、ラットでは一度に1匹しか施行できないが、マウスであれば代謝ケージのまま3匹同時に効率よく実施でき、また今後NOノックアウトマウスなど、トランスジェニック導入を検討しており、発展性を考慮するとマウスでのデータを蓄積すべきとの結論に至った。 低温サウナの条件設定:その後、腎不全モデルマウスを用いて低温サウナの条件設定を行った。 深部体温の上昇に至らない程度の軽度温熱暴露群、深部体温約1℃上昇にいたる中等度温熱暴露群、深部体温約3℃上昇にいたる強度温熱暴露群を設定し、それぞれのデバイスの条件設定を求めた。その結果、軽度群は34℃,15分、中等度群は40℃,15分、強度群は42℃,15分となった。 本年度の総括:マンパワー不足のために研究の進捗が遅れている。デバイスの工夫により、マンパワー不足をどう補うか検討を重ね、解決策を講じた。平成23年度は腎臓専門医の協力体制を含め、マンパワーも増え、研究実施体制は改善する予定である。本年度はデータを確実に集積し、論文作成、投稿作業を行う予定である。
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