• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

観察不可能な運動単位活動を可視化する表面筋電位シミュレーションシステムの開発

Research Project

Project/Area Number 21500547
Research InstitutionNagoya Gakuin University

Principal Investigator

齋藤 健治  Nagoya Gakuin University, 人間健康学部, 准教授 (70336105)

Keywords運動単位 / 表面筋電位 / シミュレーション / 運動単位の発火 / 運動単位の活動参加 / サイズの原理 / 急激な力発揮 / 筋タイプ
Research Abstract

計算機シミュレーションにより,筋線維タイプと筋電位パラメータの関係について検討した.運動単位タイプをFastタイプとSlowタイプの二種類とし,それぞれの運動単位をある統計分布に従う乱数により筋横断面上に分布させた.それぞれのMUを,ベータ分布に従う乱数により筋横断面上(深さ40mm,横80mm)で,Fタイプは浅目(平均16mm)に,Sタイプは深目(平均24mm)に偏分布させた.FタイプとSタイプのMU数は計500個で,その比率F:Sは,0:100(0個:500個)~100:0(500個:0個)とした.そのために,サイズの原理にしたがった1,000個のMUを事前に想定し,タイプの比率に合わせて500個分を抽出した.MUに関するパラメータ,すなわちサイズ,筋線維密度,電流強度,筋線維伝導速度,単縮力はこれに従った.発火間隔は正規分布に従う乱数によった.シミュレーションは静的な最大随意収縮を想定し,条件を変えて約1,000回行った.計算した表面筋電図と張力からARV(振幅),MDF(中央周波数),MFCV(筋線維伝導速度),および力の平均を求めた.
%Frが増加するにつれて,張力,ARVおよびMFCVは単調増加した.とくに張力はMU発火状況の影響を受けにくかった.MDFは%FTの影響を全く受けなかった.Sタイプの発火頻度40Hz,Fタイプの発火頻度30Hzは,それぞれ30Hz,20Hzや50Hz,40Hzと傾向は変わらなかった.電極からの距離毎の筋線維分布と筋電位パラメータの関係を検討した結果,MDFは筋線維組成の影響を受けなかった.MFCVは,電極に近い部位の筋線維組成を反映する傾向にあるが,全体としての筋線維組成を捉えることはできなかった.

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 筋線維組成の情報は筋電位パラメータからどの程度得られるか?2009

    • Author(s)
      齋藤健治, 井上伸一
    • Organizer
      日本体育学会第60回記念大会
    • Place of Presentation
      広島大学
    • Year and Date
      20090800
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.maruron-ac.net/ngu-u/public

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi