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2011 Fiscal Year Annual Research Report

運動学習における学習方略の変容に関する研究:グループ学習による影響に着目して

Research Project

Project/Area Number 21500550
Research InstitutionFukushima University

Principal Investigator

工藤 孝幾  福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (30113997)

Keywords学習方略 / 自己調整学習 / メタ認知 / 運動学習 / 文脈干渉 / バドミントン / モデリング
Research Abstract

学習方略は、学習過程の中でさまざまな要因によって調整され変容していく。最終年度の本年度においては、昨年までの2年間の成果を踏まえ、学習方略の変容に大きく作用すると考えられる二つの要因の影響について実験的に明らかにすることが目的であった。1)テスト場面への転移を最大にするには、テスト場面の状況を想定した学習方略を採用することが有利であるが、そのようなメタ認知による学習方略への影響について検討する。具体的には、あらかじめ練習成果をテストされる場面を経験することが、その後の学習方略にどのような影響を及ぼすかを調べる。2)運動技術の学習はグループで行われることが多い。そこで、モデルの練習風景を観察することが、その後の学習方略の選択に及ぼす影響について検討する。
第一の目的については、最終的なテスト場面と同一の条件を予め経験しておくことによる効果は認められたものの、その影響力は弱いことが分かった。今年度、実験とは別途行った質問調査法の結果では、学習効果を高めるためにはテスト場面を意識して練習することが必要であるという認識を持っていることが示されている。このことは、テスト場面への転移を最大限にする工夫が必要であるという認識はあるものの、実際の学習行動には反映されにくいということを意味している。
第二の目的に関しては、二つのモデリング条件を設ける実験計画のうち、一方の条件のみのデータ収集にとどまったため、今年度中の分析はできなかった。ただ、今回収集した条件のデータを見る限り、モデルの影響力が極めて強いことを示唆する結果であった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2011

All Presentation (1 results) Book (1 results)

  • [Presentation] 運動学習のメタ認知に関する調査研究2011

    • Author(s)
      工藤孝幾
    • Organizer
      日本スポーツ心理学会
    • Place of Presentation
      日本大学文理学部
    • Year and Date
      2011-10-09
  • [Book] 生涯スポーツの心理学(「運動の知覚と情報処理能力の発達」の節を担当)2011

    • Author(s)
      工藤孝幾
    • Total Pages
      10
    • Publisher
      福村出版

URL: 

Published: 2013-06-26  

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