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2009 Fiscal Year Annual Research Report

体育授業におけるノンバーバルスキル獲得・向上・発達プロセスの解明

Research Project

Project/Area Number 21500564
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

杉山 佳生  Kyushu University, 健康科学センター, 准教授 (50284922)

Keywords体育授業 / 心理社会的スキル / ノンバーバルスキル / 発達プロセス
Research Abstract

本研究全体の目的は、学校の体育の授業を通じて、非言語的なコミュニケーションスキル(ノンバーバルスキル)がどのように獲得され、向上するのかを、発達的な視点を取り入れて検討することである。この目的達成のために、平成21年度は、下記の調査研究を行った。
1. 文献研究及び理論的枠組みの検討
体育やスポーツ活動と、コミュニケーションスキルを含む心理社会的スキルとの関係性について検討している文献(先行研究)を整理するとともに、各種学会(日本体育学会等)に参加し、関連情報の収集を行った。その結果、体育・スポーツ状況におけるノンバーバルスキルについて、実証的な研究はあまり行われていないが、その必要性は、研究者や体育指導者に強く認識されていることが確認された。
そこで、体育授業におけるノンバーバルスキルの発達にかかる独自の理論モデルを構築するために、上記の文献研究の結果を参照しながら、ノンバーバルスキルの向上に結びつく可能性のある要因(自己認知、授業認知、授業の課題など)の影響力を、理論的に吟味した。
2. ノンバーバルスキル測定尺度の検討
上記の理論モデルを実証するためには、ノンバーバルスキルを測定する尺度が必要である。そこで、その開発に必要な基礎的情報を収集するために、授業フィールド調査を行った。具体的には、「コミュニケーションスキルは、伝達スキル、解読スキル、チャネル利用スキルという下位因子で構成されている」という基準モデルに従い、その中の伝達及び解読スキルに焦点を当て、バドミントンを主課題とする体育の授業に参加していた大学生に対し、毎回の授業で、授業中に利用したコミュニケーションスキルを挙げてもらった。その結果、体育授業参加者同士のコミュニケーションを図る際に用いられるノンバーバルスキルの構造は、体育・スポーツ状況特有の様相を呈していることが示された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 体育心理学の体育授業への貢献:社会心理学的観点から体育授業を論じる2009

    • Author(s)
      杉山佳生
    • Organizer
      日本体育学会第60回記念大会
    • Place of Presentation
      広島大学東広島キャンパス
    • Year and Date
      2009-08-27

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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