2011 Fiscal Year Annual Research Report
ダンス・セラピーにおける即興的身体表現を活用した福祉援助技術教育プログラムの研究
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21500569
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Research Institution | Japan College of Social Work |
Principal Investigator |
八木 ありさ 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (80249648)
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Keywords | ダンス・セラピー / 即興的身体表現 |
Research Abstract |
新しい状況に創造的に関わってゆくコミュニケーション能力を育て、自己覚知や異なる価値を尊重する態度を涵養するための福祉援助技術指導プログラムモデルを開発し、これを提案することを目的としている。本年は、効果的調査モデル形成のためのアプローチ方法細部の検討として、内的変化と外的変化の連動を明らかにするための測定方法を、以下のように検討した。 1.即興表現指導のための予備プログラム作成ならびに改善プログラムモデル作成と実施、調査デザインの調整 (1)改善プログラムモデル45分×4回を構成して、社会福祉学部2年次生対象科目「ダンス・セラピー(参加者数15)」、同3~4年生対象科目「身体表現と関係形成(参加者数5)」で実施した。 (2)改善プログラム前後に記録された参加者と対照群の課題試行を、作成された観察尺度に基づき評価し、運動・表現とコミュニケーション行動の変化を検討した。3種類の身体態度に対する反応を課題とした。プログラム前の試行で2つのグループ間にすでに反応の差があると考えられる結果であった。すなわち、被験者数のより多かった「ダンス・セラピー」群に比べて「身体表現と関係形成」群の方が反応のパターンに広がりがあった。また、プログラム参加後の反応では、「目線の高さを合わせる」「まず同調してみる」等と言った、互いにより似通ったパターンへと推移した。 2.各被験者群への構造的質問紙調査により、共感特性と運動経験についての情報を蓄積した。 年度当初の予定では、1と2をあわせて考察する計画であったが、研究者の異動のため、一部目的を達することができなかった。現在、1と2の関係づけかた等について継続して検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究協力者となった学生グループが予定と異なったこと、年度後半に生じた他大学での採用人事への応募に伴う時間の制約の2つ理由から、研究計画に含まれていた調査の一部が実施できていないことと、実施済みの調査結果の検討について、連携研究者の評価を得られていない。
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Strategy for Future Research Activity |
旧勤務大学と新任大学では教育内容が大きく違い、調査の対象となる学生グループの性質も異なる。前年度までの成果のなかで一定の結論を導くことと、これまでの成果と今後の調査結果の比較の方法について、研究計画の一部を見直す。
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Research Products
(2 results)
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[Presentation] 落書きダンス2012
Author(s)
八木ありさ
Organizer
日本ダンスセラピー協会第18回研修講座
Place of Presentation
宝仙大学(招待講演)
Year and Date
20120128-20120129
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