2010 Fiscal Year Annual Research Report
オンゴーイング認知と再現認知による体育教師の実践的力量を高める手法の開発
Project/Area Number |
21500571
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
西原 康行 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (50339959)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 孝至 新潟大学, 教育学部, 教授 (20018823)
米村 耕平 香川大学, 教育学部, 准教授 (20403769)
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Keywords | 再現認知 / 教師力量 / オンゴーイング認知 / 身体教育 |
Research Abstract |
本研究は,オンゴーイング認知と再現認知による体育教師の実践的力量を高める手法の開発を行なっている.教師の力量を高めるねらいで行なわれる研究授業や各種研修を補うため,何を認知しているのかを授業時に「つぶやく」オンゴーイング認知と授業時に教師がどこを観ているのかの認知映像を再現する再現認知法を使って,日常の教育実践の中で力量を高めることのできる手法を開発する.今年度は,授業時に何を認知しているのか教師が声を出してつぶやくオンゴーイング認知と,教師が何を観ているのかの認知映像を使った再現認知の特徴を明らかにするため,初心者教師と熟達教師においてオンゴーイング法と再現認知法のどちらが有効に機能するかについて研究を進めた.具体的には,サッカーにおける初心者教師,中堅教師,熟達教師の授業における学習者,学習過程,学習内容等の条件を一緒にして,オンゴーイング法と再現認知法の認知の数と質を分析した.また,授業日誌法も取り入れて,教師の力量(認知)の変容を明らかにした.日誌は浅田(2000)による授業日誌法を活用した.その結果,オンゴーイング認知が熟達教師の授業時の認知を克明に表現することが可能であるとともに,リフレクション時の有効なデータとして活用することが可能であるといった示唆を得ることができた.また,教師の認知映像を再現する再現認知法は初心者教師のエビデンスを得るために有効に機能することが明らかとなった.
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Research Products
(3 results)