2011 Fiscal Year Annual Research Report
パラリンピックスポーツとしての電動車いすダンス指導に関する研究
Project/Area Number |
21500574
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Research Institution | Nagoya College |
Principal Investigator |
寺田 恭子 名古屋短期大学, 現代教養学科, 教授 (20236996)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 泰人 名古屋経済大学短期大学部, 教授 (30221427)
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Keywords | 電動車いす / 車いすダンススポーツ / 重度障害者 / 有酸素能 / 心拍数 / 競技会 / パフォーマンス / クラシフィケーション |
Research Abstract |
車いすダンスは重度障害者から切断者まで様々な車いす使用者が参加できるスポーツとしてIPCからも注目されており、パラリンピック正式種目になる日がより現実化しているといえる。車いすダンスがパラリンピックの正式種目になるためには、重度障害者から切断者までの様々な身体特徴を活かしたダンス方法を確立し、その評価についても検討を重ねる必要がある。 2011年9月に開催されたVISTA2011(IPC主催のコングレス:開催地ボン)に参加した際、パラリンピックにおけるクラシフィケーションに関して活発な意見交換が行われたが、その中で本研究でデータを継続測定している被験者S氏の競技会の様子が放映され、重度障害者のパフォーマンスの可能性とダンススポーツの奥深さにクラシフィケーションの課題を重ね、(1)重度障害者のパラへの参加の可能性(2)クラス分けのあり方に関する再提案がなされた。本研究はポスタープレゼンテーションにて放映された被験者の有酸素能及び競技中のHRを発表し、先のDVD発表を裏付けるデータとして貴重な資料を提出することができた。 また、本年度は、電動車いす使用者の様々なダンス方法とその方法を駆使して踊った時の競技会中HRについても測定を行った。特にラテンダンスにおけるジョイスティックの細やかな操作と上半身のダイナミヅクな前後運動を同時に行う方法にチャレンジした。その結果高度な技術を習得できる可能性はパートナーの協力(技術)があれば電動車いす使用者にもあることと、またその方法を使用して参加した競技会でも手動車いす使用者と同様の高いHRを一定期間保持・継続していることが確認された。23年度までのデータをまとめて発表することにより、電動車いす使用者のダンススポーツ参加への意義と必要性が再認識されることを期待する。
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Research Products
(2 results)