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2010 Fiscal Year Annual Research Report

元気に歩き続けたい高齢者のためのSSC運動プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 21500600
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

図子 浩二  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (70284924)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮西 智久  仙台大学, 体育学部, 准教授 (20285646)
岡田 英孝  電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (20303018)
三浦 建  鹿屋体育大学, 体育学部, 助教 (10244279)
Keywords高齢者 / SSC運動能力 / 運動処方 / SSC負荷マシーン / 歩行機能再建 / 長距離選手
Research Abstract

本研究では,トップアスリートのSSC運動理論を応用することによって,高齢者が元気に歩き続けるためのコーチング方法論の開発を目的としている。本年度は,高齢者のSSC運動能力を維持増進,あるいは再建することのできる運動方法を開発しようとした。高齢者の歩行に変化が生じるパターンには,下肢が硬い棒のようになり屈曲しない動態,下肢が屈曲したまま伸びない動態,主にこの2つであることが,これまで推進してきた研究により提案できる。そこで,その動態に変化を生じさせて,柔らかく,しなやかな弾性体となりえる下肢にするためのSSC運動装置を制作し,その方法論について検討した。装置の特徴は,下肢に対して動くロータを左右の脚が交互に受け止めながら,受動的に筋や腱を伸張させながら力が発揮させられるというものであり,重力環境下で生きる人間の自然な運動を強調的に再現することができることにある。また,SSC運動理論からみた走行時や歩行時の経済性を評価するための方法を,連続ジャンプの効率を用いて検討した。跳躍運動の周波数をメトロノームの音に合わせて一定にし,その際の酸素摂取量を計測することによって,経済性を評価することができることが認められた。今後は,さらなる安全性や有効性を検証するとともに,安全性が完全に証明された場合には,歩行に変化の見られる高齢者を対象にして,この装置と方法論を処方し,実際の改善が生じるのかどうかについて介入していく研究を推進する必要があると思われる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2010

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] スポーツ選手や指導者に役立つ実践の学としてのコーチング学の一つの方向性2010

    • Author(s)
      図子浩二
    • Journal Title

      スポーツ方法学研究

      Volume: 23巻2号 Pages: 99-104

  • [Journal Article] 長距離ランナーにおけるランニングと連続跳躍による経済性の関係2010

    • Author(s)
      武田誠司、石井泰光、山本正嘉、図子浩二
    • Journal Title

      体力科学

      Volume: 59巻 Pages: 107-118

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] プライオメトリックスの理論と実践2010

    • Author(s)
      図子浩二
    • Organizer
      日本トレーニング指導者協会第4回総会
    • Place of Presentation
      東京海洋大学 招待講演
    • Year and Date
      2010-06-19

URL: 

Published: 2012-07-19  

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