2011 Fiscal Year Annual Research Report
元気に歩き続けたい高齢者のためのSSC運動プログラムの開発
Project/Area Number |
21500600
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
図子 浩二 筑波大学, 体育系, 准教授 (70284924)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮西 智久 仙台大学, 体育学部, 准教授 (20285646)
岡田 英孝 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (20303018)
三浦 健 鹿屋体育大学, 体育学部, 助教 (10244279)
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Keywords | 高齢者 / SSC運動能力 / 運動処方 / SSC負荷マシーン / 歩行機能再建 |
Research Abstract |
トップアスリートのSSC運動理論を応用することによって,高齢者が元気に歩き続けるための運動プログラムの開発を実践した。1年目には高齢者のSSC運動能力を評価するための計測機器およびテスト法の開発を行った。対話型携帯フォースプレートシステムを開発し,この上で連続弾み運動を行い,その際の地面反力を計測する方法を考案した。2年目は,下肢が硬い棒のようになり屈曲しない動態,下肢が屈曲したまま伸びない動態,主な2つの動態が見られる高齢者のために,下肢を柔らかく,しなやかな弾性体となりえるような変化を導くSSC運動装置を制作した。 そして,今年度はこれらのテスト法とSSC運動装置を用いて,高齢者が元気に歩き続けるための運動プログラムの開発を実践することを目的とした。一方,高齢者を対象にするために,その安全に関するエビデンスを取る必要があり,テスト法の安全性,SSC運動装置の安全性などについて再考していく必要があった。そのために,テスト法に関する力学的な特性を再検討するとともに,SSC運動装置についても改良を加えるための検討を繰り返した。その結果,高齢者でも安全に遂行できるテスト法の試技手順や試技方法,SSC運動装置による運動の導入手順や導入方法に関して,よりよい知見を得ることができた
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Research Products
(5 results)