2012 Fiscal Year Annual Research Report
身体能力と言語能力に関連した脳内活性の統御メカニズム-社会的認知の観点から-
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21500604
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
望月 明人 帝京平成大学, 地域医療学部, 教授 (40167911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須藤 路子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60226587)
伊藤 憲治 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 教授 (80010106)
桐野 衛二 順天堂大学, 医学部, 准教授 (90276460)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | モデル化 / 認知科学 / 脳・神経 / 身体能力 / 言語能力 |
Research Abstract |
本研究の目的は、運動学習理論と言語習得理論を統合した脳活性化モデルの構築である。身体運動と言語行動を研究対象とし、具体的には身体能力と言語能力との相互関係、2つの能力が脳内活性に及ぼす影響を特に社会的認知の観点から分析し、脳活性化のメカニズムを解明し、脳活性化モデルを構築するための基礎研究を実施した。 本年度の研究では、以下の内容で実施した。 1.運動課題では、視覚映像と実際の運動との比較検討。2.言語課題では、音読課題と黙読課題の比較検討。3.実験被験者は、日本人大学生とし、体力運動能力テストの結果により、上位群と下位群に分けた。同一被験者を、英語能力により上級学習者と初級学習者に分けた。4.実験方法:1)社会認知能力の個人性検討のため、ワーキングメモリ容量と社会コミュニケーション力を測定した。①ワーキングメモリ容量を検査するために、RSTを実施した。②社会適応・コミュニケーション能力を検査するために、英国Baron-Cohenが開発した3種の社会性指標SQ-EQ-AQ測定用紙の日本語版を実施した。2)上記の運動課題と言語課題を使用し、fMRIによる脳内活性測定を実施した。3)各セッションの前後にEmotional Intelligence Scaleを測定した。 特に、内側前頭回の活性は情動の主座である辺縁系と前頭前野を連絡する働きがあると推測されており、今回の結果は、その報告を支持するものであり、ワーキングメモリは社会コミュニケーション機能に重要であることを示唆するものと考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)