障害者スポーツを支えるボランティアの参加動機と活動継続に関する要因分析

2009 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 21500611
• Research Institution: Hokuriku Gakuin University
• Principal Investigator: 田引 俊和 Hokuriku Gakuin University, 人間総合学部・社会福祉学科, 助教 (90387845)
• Keywords: 社会福祉関係 / 障害者スポーツ / ボランティア

Research Abstract

本研究では、障害者スポーツに携わるボランティアスタッフの特性を把握することによって、障害がある人たちへのより良質なスポーツ環境の整備、あるいは支援スタッフや組織におけるコーチング技術の蓄積に貢献できる実証的な資料を得ることを目的とする。
以下に平成21年度の研究実績の概要を示す。
1.5月～8月期 研究準備とボランティア活動者への個別インタビュー
(1)先行研究、関連文献により、関連領域の研究上の到達地点を確認した。
(2)本研究の予備調査として、障害者スポーツに携わるボランティアに個別インタビューを実施した。特に、障害者スポーツに関わる活動に参加しているボランティアスタッフに協力を得た。
2.9月～11月期 予備調査(調査項目検討)、調査協力への依頼
(1)量的調査に向け、調査票の項目を検討した。先行研究と5-8月期に予備調査をもとに調査票項目と尺度を検討した。
(2)量的調査(アンケート調査)実施に対する協力を対象団体・組織に依頼した。依頼に際しては、調査票案を提示し確認と同意を得た。
3.12月～1月 本調査(調査票による量的調査の実施)
(1)障害者スポーツに関わるボランティアを対象に量的調査を実施した(配布数約1000)。
4.2月～3月 調査結果の分析と研究の中間まとめ
(1)郵送法により調査票を回収(回収数約520)し、入力・分析を行う。
(2)調査結果をまとめるとともに、本研究遂行のために協力を得た団体・組織に報告、および、平成22年度に開催される関係学会での発表に向けた準備を行なう。