2013 Fiscal Year Annual Research Report
スポーツ振興法制の研究‐フランスのスポーツ法典を資料として‐
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21500618
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
石井 信輝 摂南大学, 法学部, 准教授 (00288044)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | スポーツ / 法制 / フランス |
Research Abstract |
本年度は研究最終年度であったため、「諸外国のスポーツ振興法制、特にその整備が進んだ国の一つであるフランスの動向を調査・検討し、知見の獲得を図ることとした。またそこで獲得した知見を、わが国における新しいスポーツ振興法制の整備に関する資料として提供することによって、スポーツ振興に寄与する」という、本研究の達成をめざして研究のまとめを行った。そのため本年度は、昨年度までにほぼ完成していた、フランスのスポーツ基本法であるスポーツ法典の部分である、命令の部(Décrets n°2007-1133 du 24 juillet 2007 relatif aux dispositions réglementaires du code du sport;スポーツ法典の命令規定に関する2007年6月24日付デクレ第200-1133号)の翻訳を完成させ、その成果を「フランスのスポーツ法典における命令の部(三)・(四)」として刊行物において公表した。特に「フランスのスポーツ法典における命令の部(四)」においては、スポーツ振興を担う団体、スポーツ選手の育成と指導者の養成、及びスポーツ活動を行う上で課せられる義務(例えば保険加入義務)等に関する法制に関して概説するとともに、フランスにおける政府のスポーツ領域への介入の広大さについて述べることによって、本研究の目標の達成に努めた。 また、フランスのスポーツ振興法制の動向を知る上での資料(例えば、Jurisportなど)の収集にもあたり、その資料を分析・検討することによって、同国におけるスポーツ振興法制に関する近時の動向を知るための手がかりとした。さらに、それらの資料やフランスにおける近時の動向に関して、フランス人研究者と意見を交わすことによって、スポーツ事故と民事責任に関する法整備の現状などに関する知見を獲得した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)