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2011 Fiscal Year Annual Research Report

持続的筋力発揮時の筋音信号増大因子を単一運動単位活動電位・筋音波形から検討する

Research Project

Project/Area Number 21500627
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

森本 茂  横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (70119858)

Keywords運動単位 / 筋音 / 活動参加 / 持続的筋力発揮
Research Abstract

骨格筋は収縮時に"音"を発生する。この筋音信号(MMG)は骨格筋の収縮状態あるいは運動単位(MU)の活動様式を反映する可能性が示唆されてきている。骨格筋の収縮状態に着目した時、筋線維束に対する電気刺激頻度、随意運動下の運動単位においてはその発火頻度に対してMMG振幅は反比例関係にあることが報告されている。すなわち興奮頻度の増加は筋線維(群)を単収縮から不完全強縮、完全強縮へと状態変化をもたらし、筋線維の"動き"が小さくなることにMMG振幅との反比例関係が成立すると考えられている。本報告ではMUの活動参加に注目し、内側広筋または外側広筋よりMES,MUAP,MMGおよびMUMSを同時に導出し、PICC中におけるMUの活動参加とiMMG,iMUMS,MS-V_<positive>の変化動態について観察を行った。観察対象MUの活動参加閾値張力以下の目標筋力でPICCを実施し、PICC経過途中でMUの活動参加を発現させる事を試みた。MU活動参加時にiMMGへの影響、またPICC後半のiMMGの増大が活動参加から解釈可能か、を検討することに目的を置いた。
1)PICC時のiMMGは初期一定値、後半で増大する傾向にあった。iMUMSは観察対象MUの活動参加で有意な高値となった。PICC後期にさらに増大した。2)MU活動参加時点と前後3秒間のiMUMSを比較した時、活動参加時点は前後値に比較し有意に高値となった。しかし、観察したMUにより前値と後値間には有意差が見られない場合もあった。これはMU活動参加直後の持続した放電に依存したMUMS波形振幅の減少程度に起因した現象であった。3)MUAPで加算平均し求めたMS-V_<positive>はiMMG,iMUMSと類似した変化動態にあった。すなわち、iMMG一定相に活動参加した場合、後半部増大相まで一定値にあった。しかし、iMMG増大期に活動参加した時、一定相を有さず増大に推移した。MUの活動状況のみならず、筋内および筋線維(群)に発現する状態変化からMMG,MUMS波形の検討も必要と考える。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 持続的筋力発揮時の運動単位の活動参加と筋振動(筋音)信号波形2011

    • Author(s)
      森本茂
    • Organizer
      第66回日本体力医学会大会
    • Place of Presentation
      山口県
    • Year and Date
      20110916-20110918

URL: 

Published: 2013-06-26  

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