2010 Fiscal Year Annual Research Report
摂食・生体情報のライフログコンテンツ化による生活習慣改善支援システム
Project/Area Number |
21500679
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中内 靖 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (50361324)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 啓子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50156436)
長谷川 泰久 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70303675)
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Keywords | 摂食情報 / 生体情報 / ライフログコンテンツ化 / 生活習慣病 / 肥満症 / メタボリックシンドローム / データマイニング / ヘルスケア |
Research Abstract |
本研究課題では,現在喫緊の課題となっている肥満症(生清習慣病)を在宅にて管理・改善するために,摂食・生体情報を簡便に取得するインタフェースシステムを開発し、個人の運動習慣ならびに食習慣と体脂肪量変化との相関関係を解明し,運動習慣ならびに食習慣改善を図ることのできる,テイラーメイドなヘルスケアシステムを実現する摂食・生体情報を恒常的に収集(ライフログコンテンツ化)することにより,医学的・栄養学的知見によりライフスタイル(生活習慣)と肥満症との関係を解析・診断し,個々のユーザの運動習慣・食習慣の改善を促す生活習慣改善支援システムの構築を行う.平成22年度は,以下のシステム開発ならびに研究を実施した. (1)摂食・生体情報のライフログコンテンツ化インタフェースの開発 携帯電話を摂食情報入力端末装置として,また(株)タニタの体重体脂肪計,血圧計,運動量計を生体情報入力装置とし,これらの情報をDBに蓄積(コンテンツ化)できるシステムを開発した.被験者実験により,安定して日々の摂食・健康情報を取得できることを確認するとともに,被験者実験を行い,実データを収集した. (2)健康状態解析システムの開発 被験者より取得される摂食・生体情報をデータマイニングならびに統計情報処理することにより,摂取カロリーと運動による消費カロリーの収支差と,量体脂肪量の変化の相関を解析した.2カ月間のモニタリング期間において取得されたデータを解析した結果,両者に相関があることを確認した.また,その後の2カ月間のモニタリング期間において取得されたデータを解析し,体脂肪率の増減を予測できる見通しを得た.また,肥満症を未病とすべく,個々人の嗜好を勘案して,日々の運動を促進するインタフェースのプロトタイプを開発した.
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