2012 Fiscal Year Annual Research Report
沖縄の児童・生徒の生活目標達成要因認知に関する研究
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21500711
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
浅井 玲子 琉球大学, 教育学部, 教授 (10325821)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 生活技能 / 達成要因 / 沖縄 / 小学校 |
Research Abstract |
本年度は、生活目標達成要因認知を「沖縄の小学校の家庭科における生活技能習得状況とその理由」と読み替え研究を進めてきた。 家庭科を語るうえで大きな魅力でもある生活技能の習得(ここでの生活技能とは、技術のみならず興味・関心も含むものとした)状況を沖縄県小学校家庭科研究会の先生方の御協力をいただき、1063人に調査した。 アンケート結果を用いて因子分析し、生活技能習得尺度を作成した。「興味・関心因子」「食生活因子」「生活環境因子」「衣生活因子」が抽出できた。食生活、生活環境、衣生活とは別に、家庭科のすべての領域に対する興味・関心がひとつの因子でで抽出できたことは、各々の児童の好む領域の技能への興味・関心を伸ばすことが、他の領域への興味・関心を育てることにつながることが確認できた。 「生活環境因子」は他因子に比較すると全体的に得点が低かった。女子はすべての下位尺度得点において同学年の男子に比較して高かった。また、すべての平均得点が5年生に比較して6年生が得点が高いわけではなかった。 生活技能習得尺度の習得理由による得点を比較した。その結果「家庭科が好きだから」「家族のため」「自分のため」「将来の職業に生かすため」「夫婦で助け合うため」「自分の子どもに教えるため」「ほめたり、認められたりするため」の理由は、技能習得得点を高めていた。小学生は、教師が思う以上に様々な理由で技能習得理由を認知していた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
小学校のアンケートをもとにした審査付論文を投稿し、掲載された。 また、今年度の授業実践については、大学学部紀要に投稿予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
・小学校における具体的な授業提案 ・小学校における家庭科授業実践と検証 ・中学校における小学校と同様の質問紙による調査 ・小学校と中学校の結果の比較
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