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2009 Fiscal Year Annual Research Report

児童・生徒の教室用机・椅子の検討

Research Project

Project/Area Number 21500737
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

福田 英昭  University of the Ryukyus, 教育学部, 准教授 (90218933)

Keywords机・椅子 / 児童・生徒 / 動作分析 / 建築環境・設備 / 意識調査 / 体圧分布 / 普通教室 / 大学生
Research Abstract

大学生15名(男性11名,女性4名)を対象にして,普通教室用木製机・椅子の使用時の動作分析を行った。被験者の身長から割り出した適正な机・椅子の高さ(適と略す)を基準とし,その高さから1号だけ高い高さ(高と略す)と,1号だけ低い高さ(低と略す)の机・椅子を使用し,この3段階に高さを変えて実験を行った。学校での学習場面を想定して,15分間文字を書くという着座時の動作を3段階の高さ毎に被験者に行ってもらい,机上面に貼付した体圧分布測定システムで着座時の体圧分布の変化を測定した。また,筆記作業直後の休憩時間に,使用した机・椅子についてアンケートによる意識調査を行った。
この実験の結果,低・適・高のすべての机・椅子の高さにおいて,机上面の荷重分布重心の移動距離は左右方向の方が前後方向よりも常に100mm以上の大きい値を示した。過去の実験結果では,座面では前後方向の移動が大きかったのに対し,今回の机上面では左右方向の移動で大きくなった。また,適正な机・椅子を使用した場合,他の高さと比べて前後・左右方向の重心の移動距離が大きい値を示した。机上面の体圧分布を左右の2つのタイルに分割し,それぞれのタイルにかかる荷重値を分析した結果,左腕の荷重値は机・椅子の高さが高くなるにつれて減少を示したのに対し,右腕の荷重値では大きな変化はみられなかった。アンケートによる意識調査では,椅子の高さについて,適と高では「ちょうど良い」と回答する人が多く,低は明らかに「とても低い」と意識されていることがわかった。また,机の高さについては,低から高へ順に「とても低い」から「ちょうど良い」へ意識の変化がみられた。高さの違いによる主観的疲労度についての回答では,適を使用したときに最も疲労度が低く,低のときに疲労度が高く回答されていた。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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