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2011 Fiscal Year Annual Research Report

ドメスティック・バイオレンス被害女性のためのシェルターの空間改善に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21500744
Research InstitutionKobe Women's University

Principal Investigator

上野 勝代  神戸女子大学, 家政学部, 教授 (90046508)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 葛西 リサ  大阪市立大学, 都市研究プラザ, GCOE研究員 (60452504)
吉中 季子  名寄市立大学, 保健福祉学部, 准教授 (70434800)
梶木 典子  神戸女子大学, 家政学部, 准教授 (00368490)
Keywordsドメスティック・バイオレンス / シェルター / デンマーク / 女性政策 / 被害者支援
Research Abstract

本年度の研究としては、最終的なまとめ・提言にむけての先進事例と補足調査をデンマークと日本において実施した。
調査時期については、デンマークにいては、2011年9月に現地調査を、日本については、2011年11月仙台市で開催された全国DVシェルターネットシンポジウムに参加し、情報収集と関係者へのヒアリング調査を行なった。その結果、以下のことがわかった。
1、デンマークの地方でのDVシェルターネットへのヒアリング調査では、設立時期は首都圏より、やや遅れて成立いるが、被害者の内容や被害の実態もおなじであり、当初は女性グループのボランティアから始まったものを、基礎自治体がその後支援し、シェルターも自治体が借り上げ、運営を女性グループに委託している。立地も町の中心部にあり、住所も公開している。無償ボランティアの人々も多く、彼女たちが、夜交代で支援にあたっていた。
2、DVシェルターを改築した建築事務所へのヒアリングでは、設計のポイントはあくまで、居心地の良いようにすることであって、狭い空間を有効に使えるようにするための、作り付け家具の開発やアースカラーで落ち着きを与えるインテリアデザインなどの工夫が見られており、一流建築事務所がその回収に関わっていることに驚いた。
3、国内では、今、性暴力やデートDVに関する事案への予防・救済策に取り組むシェルター関係者が増えていることが注目された。
4、また、関西の先進的なDV被害者支援のシェルターでは、シェルターを退所した女性たちへの支援に取り組んでいるところもあった。

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Published: 2013-06-26  

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