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2011 Fiscal Year Annual Research Report

食品成分によるヘム分解系調節のメカニズム解明と機能性食品・医薬品への応用

Research Project

Project/Area Number 21500776
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

小川 和宏  金沢大学, 医学系, 准教授 (30344659)

Keywordsヘム / ヘムオキシゲナーゼ / 生体防御 / ポリアミン
Research Abstract

ヘム分解酵素ヘムオキシゲナーゼ(HO)は、プロオキシダントであるヘムを分解して、鉄、一酸化炭素、ビリベルジシを生成し、生じたビリベルジンは速やかに抗酸化物質ビリルビンに変換される。HOの誘導性アイソザイムHO-1は、酸化的ストレス、重金属、紫外線など種々の刺激によって、主に転写レベルで発現が誘導される、生体防御タンパク質である。本研究代表者は、スペルミンやスペルミジンなどのポリアミン化合物がHO-1を強く誘導することなどを見いだしてきた。今回、スペルミンやスペルミジン以外のアミン系化合物などが、ヒト由来細胞のHO-1を誘導するか否かなどを中心に検討した。
1,4ジアミノブタン、1,3-ジアミノプロパンなど、幾つかのジアミノアルカン系化合物についてHO-1誘導能を解析したところ、いくらかのHO-1誘導作用を示したものの、スペルミンやスペルミジンなどと比べるとその誘導作用は弱かった。次いで、トリエチルアミンなどのモノアミン系化合物で同様にHO-1誘導能を解析したところ、これらもいくらかのHO-1誘導作用を示したものの、スペルミンやスペルミジンなどと比べるとその誘導作用は弱かった。
従って、スペルミンやズペルミジンなどのポリアミンによる強いHO-1誘導作用は、構造特異性が高いことが強く示唆された。これは、HO-1を誘導する生体防御物質として、ポリアミン系化合物を応用するにあたり、化合物の選択のための貴重な情報である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Remarks (1 results)

  • [Remarks]

    • URL

      http://ridb.kanazawa-u.ac.jp/public/detail.php?id=2188&page=1&search=1&keyword=小川和宏&andor=AND&tgt1=1&tgt2=&tgt3=&tgt4=

URL: 

Published: 2013-06-26  

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