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2011 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝的背景の異なる高齢マウスを用いた栄養調節と運動の併用による健康増進効果の解析

Research Project

Project/Area Number 21500777
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

澤下 仁子  信州大学, 医学系研究科, 助教 (40359732)

Keywords抗加齢 / 栄養素調節 / 運動 / 疾患モデル動物
Research Abstract

本研究は、ヒト肥満高齢者の短期栄養調節とインターバル速歩運動との併用による健康増進効果(J Sawashita et al.Exp Gerontol 2009)を、高齢マウスを用いて生化学的、分子生物学的手法により実証し、高齢者が意欲的かつ継続的に健康増進に取り組む動機付けとしての『健康増進短期プログラム』の提案をめざすものである。
平成22年度に、先行する別研究の結果をふまえて解析対象を12月齢までの中高年相当のマウスに変更したが、この月齢の肥満・高血糖マウスは若~青年期の運動量とほぼ同価の活動性を有しており、解析項目の一つである「運動性の向上」について、栄養素とインターバル速歩運動の併用効果の実証が困難であった。そこで、再度、研究計画を変更し、より高齢のマウスを飼養して、種々の候補栄養素とインターバル速歩運動との併用による健康増進効果を解析した。その結果、肥満・高血糖を示すマウスに対して、インターバル速歩運動を週4回実施すると、運動量や空腹時高血糖が著明に改善した。特に、トレーニング前の明らかな高血糖状態が、わずか2週間のトレーニングで正常値に近いレベルにまで改善した。しかし、各種栄養素と運動を併用して運動単独群よりもさらに健康増進効果が得られた項目は過体重の軽減のみで、そのほかの項目は運動単独群とほぼ同等であり、著明な健康増進効果を発揮する栄養素を見いだすには至っていない。今後は、栄養素の摂取期間、濃度の検討、他の栄養素についても探索するとともに、複数系路からの栄養素補給も試みる。また、解析時期も複数ポイント設定し、加齢に伴う身体変化に対して栄養調節とインターバル速歩運動がもたらす効果の実証をめざす。

  • Research Products

    (2 results)

All 2011

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 還元型コエンザイムQ10は老化促進モデルマウスSAMP1の酸化ストレスを軽減し、加齢性難聴を遅延する2011

    • Author(s)
      田耕、澤下仁子, ほか
    • Organizer
      第6回臨床ストレス応答学会
    • Place of Presentation
      名古屋市
    • Year and Date
      2011-11-05
  • [Presentation] 還元型コエンザイムQ10は老化促進モデルマウスSAMP1の促進老化と加齢性難聴の進行を遅延する2011

    • Author(s)
      澤下仁子、田耕, ほか
    • Organizer
      第11回日本抗加齢医学会総会
    • Place of Presentation
      京都市
    • Year and Date
      2011-05-27

URL: 

Published: 2013-06-26  

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