2009 Fiscal Year Annual Research Report
EBNに基づくメタボリックシンドローム改善のための新栄養教育法の効果の評価
Project/Area Number |
21500793
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Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
渡辺 満利子 Showa Women's University, 生活機構研究科, 教授 (20175128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飛田 英祐 国立保健医療科学院, 技術評価部, 研究員 (30469952)
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Keywords | メタボリックシンドローム / 栄養教育 / 無作為化比較試験 / 効果 / 評価 |
Research Abstract |
1. 研究目的特定検診受診者における保健指導レベルの分布状況を調査し、(1) メタボリックシンドローム(以後、MetSと記載)改善のための栄養教育プログラムの開発、(2) 無作為化比較試験(以後RCT)に基づく栄養教育効果の評価のための研究プロトコル作成とした。 2. 研究方法:2007年、職域健診受診者男性1983名(24~74歳)、女性664名(24~74歳)を対象に、MetS診断基準(厚生労働省)に基づき保健指導レベルの分布を検討した。 3. 研究結果(1) 保健指導レベル分布状況:40歳以上75歳未満での男性(n=1766)のうち、積極的支援該当者446名(25.3%)、動機付け支援該当者262名(14.8%)情報提供支援該当者196名(11.1%)、女性は同20名(3.5%)、35名(6.1%)、24名(4.2%)であった。 (2) 栄養教育プログラム:食物摂取頻度調査票(FFQW82)を用い、MetSのための個別支援栄養教育法(以後、PSMetSと記載)を管理栄養士が6ヶ月間に面接2回と電話支援4回を行い、9ヶ月目に電話支援を行う方式である。 (3) 研究プロトコル:(1) 研究デザイン:PSMetSに基づく介入群と対照群の栄養教育法の評価を非盲検並行群間無作為化比較試験に基づいて行う介入研究である。 (2) 研究仮説:PSMetSに基づく介入群は対照群に比べ、生活習慣病リスク要因の個数が1つ以上減少する者の割合が高いである。(3)登録者の割付;無作為化割付試験に基づき登録者から順次、予定登録看総数(180人)とし、健診順に積極的、動機付け支援群別に介入群と対照群に割り付ける。 4. 考察欧米ではRCTに基づくMetSの改善効果が報告(Weiss, 2006)されており、EBNの観点から介入研究で実証的に栄養教育効果の評価を検討することは重要である。
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Research Products
(15 results)