2011 Fiscal Year Annual Research Report
日本の探究学習が進化するために必要な方略に関する研究
Project/Area Number |
21500834
|
Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
村上 忠幸 京都教育大学, 教育学部, 教授 (20314297)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広木 正紀 京都教育大学, 教育学部, 名誉教授 (30115977)
|
Keywords | 探究学習 / messing about / ファシリテーター / コミュニケーション / 自由研究 / イギリスの教育 / オダンタの教育 / 教材開発 |
Research Abstract |
<研究の目的> (1)前仮説段階を考慮した探究過程においてmessing aboutとコミュニケーションの概念を適用した日本型探究学習の探究プロセスの概念構築を目指す。 (2)前仮説段階とmessing aboutを考慮した理科の教材・プロセスの開発を継続して行い、質の高い教材・プロセス開発を目指す。 (3)開発した教材・プロセスの教員養成・教員研修の場での実践を継続し、国内外でその有効性を検討するため授業・研修の実践および調査・分析をおこなう。 (4)教員の仮説設定に至る探究的な資質・能力の開発・向上に有効な方略の創出・構築を目指す。 <研究の実績> (1)自由研究の発想に基づくmessing aboutを探究学習のプロセスの開発に応用した。さらにコミュニケーションという観点を盛り込み、より質の高い探究プロセス開発をした。 (2)開発した教材・プロセスを教員養成・教員研修・授業実践の場で実践し、有効性の検討を行った。 (3)探究学習の授業及び研修の実践的効果を検討するためオランダ・イギリス・アメリカで関連する調査を実施した。日本型探究学習の教材・プロセス・授業開発における有効な示唆が得られた。 (4)教員の探究学習指導に係るファシリテーターとしての資質・能力の開発・向上に有効な方略として自由研究の手法用いた開発を継続し、その有効性を検討した。 (5)探究学習の評価分析ツールについて質的研究の観点からの開発を行った。
|
Research Products
(3 results)