2011 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔天体観察ツールを用いた「新学習指導要領」対応教材・カリキュラムの開発
Project/Area Number |
21500859
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Research Institution | Japan Aerospace Exploration Agency |
Principal Investigator |
佐藤 毅彦 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (10297632)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 教授 (90252155)
石井 雅幸 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (50453494)
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Keywords | 新学習指導要領 / 天体観察 / 遠隔操作 / 教材 / カリキュラム / 月の満ち欠け |
Research Abstract |
前年度に開発した「月の満ち欠け」学習用教材BaMoonを用いた教育実践(小学校第6学年)カリキュラムを開発し、それを学校現場で実践した(茂原市立豊岡小学校、多摩市立南鶴牧小学校、西宮市立上ヶ原南小学校、熊本市立龍田小学校、相模原市立若草小学校)。この教材およびカリキュラムについて、日本理科教育学会の全国大会(島根県松江市)で発表を行うなどしたところ、教材会社ナリカにその有用性が認められて、一般市販用に製品化されるという実績につながった。 また、6月には鹿児島市教育委員会の教員研修においてこの実践を紹介したところ大きく注目され、「内外教育(時事通信社刊)」の第6098号、6099号に教員研修の内容やインタビューなどが連続掲載された。遠隔操作ツールである星座カメラやインターネット天文台を用いた教育実践・成果発表は、研究協力者である松本榮次教諭(上ヶ原南小学校)を中心に継続しており、その授業の様子が神戸新聞に取り上げられるなどしている。2011年6月にはガーナに渡航しインターネット天文台メインテナンス、9月には米国ニューメキシコ州とフロリダ州に設置した星座カメラのメインテナンスを実施し、それらを安定して使えるようにしている。 以上のことから、本研究の当初目的は十分に達成されたといえる。教育現場へもゆっくり浸透しつつあるが、全国に広がり「普通の授業」となるためには科研費レベルの研究ではなく、センター機能をもった組織レベルでそれを支える必要がある。
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Research Products
(6 results)