2010 Fiscal Year Annual Research Report
ESDとISOの統合による教育効果の高い総合的環境教育プログラムの構築
Project/Area Number |
21500867
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
株丹 洋一 信州大学, 人文学部, 教授 (10115553)
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Keywords | ESD / ISO14001 / HESD / 国際情報交換 / オーストリア |
Research Abstract |
本研究の目的は、持続可能な社会を創るための教育(ESD=Education for Sustainable Development)の理念に国際的な環境規格であるISO14001の手法を取り入れて教育効果の高い環境教育プログラムを構築することである。本年度は、1.国内において先進的なESD活動を展開している岡山大学とヨーロッパの環境教育をリードしているオーストリアのグラーツ大学の環境教育を訪問調査するための準備的研究を行った。2.夏季休業中の9月に、グラーツ大学を訪問し、同大学地球宇宙研究学部のフリードリヒ・ツィマーマン教授の協力を得て、同大学のESDの取り組みについて聞き取り調査を行った。同大学訪問によって得られた資料どツィマーマン教授へのインタビューによつて得られた情報をもとにして、同大学のESD活動に関する研究を行った。ツィマーマン教授によると、同大学では現在、一般学生を対象とする環境教育カリキュラムを現在構想中で、来年度には実施可能な環境教育カリキュラムが作成されるということである。3.9月東京で開催されたHESDフォーラム2010に出席し、環境人材育成コンソーシアム準備会によって開発された一般教育課程における環境教育プログラムの情報を得たので、環境人材育成コンソーシアム準備会の環境教育プログラムに関しても研究を開始した。4.春季休業中の3月に岡山大学を訪問し、同大学環境学研究科の小西助手の協力を得て、同大学のESDの取り組みについて聞き取り調査を行い、提供された資料と同氏に対するインタビューによって得られた情報をもとにして、現在同大学のESD活動に関する研究を進めている。
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