2009 Fiscal Year Annual Research Report
キャラバン型実験工作教室による体験学習の高度化と教材化
Project/Area Number |
21500875
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
石塚 亙 Wakayama University, 教育学部, 教授 (50184544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 憲喜 和歌山大学, 教育学部, 准教授 (70324986)
中村 文子 和歌山大学, 教育学部, 技術職員 (10362857)
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Keywords | 科学教育 / 体験学習 / 実験工作 / 教材開発 |
Research Abstract |
本研究の目的は、児童生徒が科学の楽しさ、素晴らしさを感じて、科学に夢を持てるような機会を提供しながら、(1) 生徒にとって身近に感じられる手作り的な実験工作を行ないながら、より科学的に高度な内容をこの中に組み込むことの有効性を実践的に研究することと、(2) 体験学習の科学的内容の高度化・教材化と、科学コミュニケーション能力をもった学生の養成を行なうことである。 21年度の実験工作教室の実施回数、参加学生数、参加児童数した児童生徒の数は、それぞれ13回、113名、618名であった。各回とも、事前に実験等のテーマを研究者と学生が決定して、実験を通してこどもたちに何を理解させようとするのかを確認し、実験工作教室の改善のために事後の反省会も毎回行なった。こどもたちと保護者からの実験工作教室に対するアンケート結果は、ほぼ全ての回答が「大変良い」と「良い」であった。21年度はいくつかの学校で理科教員が参加して、学生の指導について有益なコメントを得ることができた。学生たちは準備・予行から終了後の整理・反省まで主体的に取組み、科学コミュニケーション能力を持つ学生の養成に関しては着実に成果が上がっている。 内容の高度化に関しては、大気圧による無の圧壊などこれまでに行なってきた実験テーマの多くを高速度カメラで撮影して、これを通して物理・化学的な基礎を学生たちが学習する機会を設けた。それらを取り入れたPCを活用した説明の工夫を学生たちとともに行うことによって、21年度は実験工作教室が質的に向上している。本研究の中間成果は21年度の物理学会で発表した。
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Research Products
(2 results)