2009 Fiscal Year Annual Research Report
廃棄物原点処理に基づく系統的水環境学習の実験教材開発と教員研修
Project/Area Number |
21500893
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Research Institution | Osaka Prefectural Education Center |
Principal Investigator |
橘 淳治 Osaka Prefectural Education Center, 教科教育部, 主任研究員兼主任指導主事 (10359292)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中堂 寿美代 大阪府教育センター, 教科教育部, 研究員兼指導主事 (50463287)
三田村 緒佐武 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (50030458)
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Keywords | 水環境 / 廃棄物原点処理 / 環境学習 / 教員研修 / 実験教材 / 環境負荷 / 安全 / ものづくり |
Research Abstract |
平成21年度は、系統性のある水環境学習とそれに用いる環境負荷の小さな実験教材の開発及び教員研修についての以下の基礎研究を行った。 1.水環境学習に関する教員の意識調査 水環境学習の実施状況、児童・生徒の意識、授業を行う上での課題、教員が必要とする資料、実習機材などのアンケート調査を行った結果、水環境学習で利用できる適切な教材の不足と教員自身の実験観察力の向上が課題であることが明らかになった。 2.系統性のある水環境学習プログラムの作成に関わる基礎研究 学校教員と連携して、理科カリキュラムと関連させた連続性・系統性のある水環境学習プログラム案を作成し、必要な実験法及び実習・実験機材の明確化を行った。 3.水環境学習実験教材の開発 「ものづくり」の観点から安価な光電比色計の試作など、水環境学習に用いる教材開発を行った。 4.廃棄物原点処理に基づく水環境実験法の開発 環境負荷を抑えた水環境実験の開発のため、マイクロスケール化実験と既存実験法における安全な試薬への変更などの基礎的研究を行った。
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