2012 Fiscal Year Annual Research Report
インタラクティブな複合現実システムの開発と教育利用
Project/Area Number |
21500894
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
井上 祥史 岩手大学, 教育学部, 教授 (00211061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 敏 岐阜聖徳学園大学, 経済情報学部, 教授 (80130946)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | バーチャルリアリティ / 音声認識 / 音声対話 / ミックストリアリティ |
Research Abstract |
1.ミックスト・リアリティ 遺跡の上で歴史建造物を復元するミックスト・リアリティの教育利用を図るために,作成したGPSを用いたシステムおよびさらに簡便なParallel Tracking and Mapping (PTAM)システムの動作検証を行った。その結果、GPSシステムは広い範囲にわたって安定に表示を行うことができる半面、位置の更新間隔が1秒であるためスムーズな表示に欠ける特性を把握した。これに対しPTAMシステムでは初期設定も簡単で視野の移動などにもスムーズに追従できる半面、長い距離の移動や早い視線の回転等に対して処理が追い付かず不安定な位置把握に留まることも明らかになった。この特性を説明しながら遺跡の上で歴史建造物を表示する市民参加のイベントで両方のミックスト・リアリティ・システムを公開した。 またPTAMシステムでは奥行き情報を取り出し、近くにあるものをCGの手前に表示する修正プログラムを作成した。この修正により従来にはないようなリアリティの増した複合現実システムを得ることができた。さらにタブレットでもミックスト・リアリティを扱うことのできるUnityを使用し、エアータグなどを表示できることを確認し、スマートフォンやタブレットなどのメディアで簡易に複合現実を扱うことのできる環境の整備を行った。 2.音声対話システム 仮想的な歴史上の人物と対話をするために,日常会話に加えて固有名詞を認識できる音声認識システムを作成した。これを用いて音声入力に伴う単語を,助詞をキーとして動詞と名詞および形容詞に分類し蓄積して,会話の進展に伴って応答文の内容が豊かになる対話システムを作成した.このシステムでは特定の単語をキーとして疑問、命令、同意、否定文などを判断するため、蓄積したデータ並びから適切な応答文を返すことができる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)