2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500900
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
隅谷 孝洋 Hiroshima University, 情報メディア教育研究センター, 准教授 (90231381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山川 修 福井県立大学, 学術教養センター, 教授 (90230325)
安武 公一 広島大学, 社会科学研究科, 講師 (80263664)
井上 仁 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 講師 (70232551)
多川 孝央 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 助教 (70304764)
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Keywords | コース管理システム / 学生トラッキンーグデータ / Moodle / R / 授業可視化 / 授業改善 |
Research Abstract |
本年度は、授業可視化プラットフォームの完成をめざして仕様の検討と実装を行なった。検討のなかで、セキュリティに関する問題があきらかになった。可視化モジュールは本システムの利用者が自由に作成してインストールする事ができるものである。 セキュリティの問題とは、可視化モジュールの作成者が、モジュール内に組み込むPHPスクリプトを通してシステムが持つすべてのデータにアクセスできてしまう事である。当初の設計では、PHPで記述するものになっていたたえ、データベースのアクセスに可視化プラットフォーム管理者と同等の権限を持って行なうことになってしまう。 これを回避するため、テータベースにアクセスしてデータを抽出する部分は授業可視化プラットフォームが行い、可視化モジュールの中からは行なえなくする必要がある。検討の結果、オープンソースのデータ解析言語であるRと組み合わせて、可視化モジュール部分をRのスクリプトとして作成する方針でシステムの再設計を行なった。これにより、データ抽出部分とはまったく独立の形で可視化モジュールを作成する事が可能となる。また、モジュール開発の際にも手元のRでデバッグを行なえるようになり簡便に開発環境が構築できる。それに加えてRの豊富なグラフイックライブラリおよびグラフィックAPIが利用できるようになり、さまざまな可視化モジュールの開発がより少ない手順で行なえるようになる。 この方針に従い、システムの再設計を行なった。再設計の詳細について国際学会で発表し平成21年度末現在実装を進行中である。
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Research Products
(4 results)