2009 Fiscal Year Annual Research Report
問題解決力育成と態度変容を促すゲーミング手法を活かした情報モラル指導法の定式化
Project/Area Number |
21500904
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Research Institution | Edogawa University |
Principal Investigator |
玉田 和恵 Edogawa University, メディアコミュニケーション学部, 准教授 (20299902)
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Keywords | 情報モラル / 情報教育 / 授業研究 / 教材開発 / e-learning |
Research Abstract |
本研究では、「3種の知識による情報モラル指導法」をベースとして、問題解決力と同時に情意的な納得感をもって態度変容を促すために、ゲーミング・シミュレーション手法を活用した情報モラル指導法の定式化を図ることを目的に研究を進めている。 1. 情報発信者、情報受信者として意思決定した際に生じる相手からの反応や社会的な評価及び制裁について対話モデルを構築するために必要となる要素を分析し、調査項目を検討し、対象者に応じた調査票を作成した。 上記の質問紙調査を、さまざまな立場(一般ユーザ(大人、子ども、保護者)、教師、ネットワーク管理者、コンテンツ事業者、一般企業)の人々を対象に実施している。 2. 「3種の知識による情報モラルの指導法」をベースとして、(1)で取得した調査結果を基に対話モデルを検討して、情報モラルに関する問題解決力と共に役割取得能力の育成や、全体の調和を考えて物事を判断する見方・考え方を習得させることのできる指導モデルを構築し、教材を設計している。 3. 学習者の態度変容については、質問紙調査では評価が困難なため、情報モラル指導後のある期間の観察などを通じて評価する手法を検討し、評価方法を確立しているところである。 なお、(1)の調査協力について、学校関係者及び保護者、児童生徒については研究代表者及び連携研究者に関係する教育委員会等に依頼し、ネットワーク管理者、コンテンツ事業者、一般企業については企業関係者に依頼している。
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Research Products
(8 results)