2010 Fiscal Year Annual Research Report
問題解決型学習における計画書作成支援と計画書のデータベース化による学習支援
Project/Area Number |
21500918
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Research Institution | Osaka International University |
Principal Investigator |
福田 真規夫 大阪国際大学, 現代社会学部・情報デザイン学科, 教授 (20218936)
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Keywords | 問題解決能力 / 卒業研究 / 卒業論文 / PBL / 学習支援 / 研究テーマの決定支援 / 研究計画書の作成支援 / PBL計画管理デーベース |
Research Abstract |
<研究目的> 我が国の大学における「卒業論文」や「卒業研究」は,学生が卒業後に社会人として要求される問題解決能力やコミュニケーション能力など多くの能力が養われる最適な学習機会と考える.一方,学生の基礎学力や学習への動機付けの低下,それによる教員の指導の負担増などで,このような学習方法が効果的かつ円滑に運用されているとは言い難い問題点もある.本研究は,このような問題を解決する支援システムを開発し,卒業論文や卒業研究などの学習機会を効果的で効率的に運用でき,さらに普及・発展させることを目的とする。 <研究実施状況> 平成22年度は,平成21年度で改善し機能を追加した支援システムを,研究代表者の所属している学部において,最初の工程である「テーマ決定」および「研究計画書の作成」の上流工程から,実験や調査の結果や途中経過のポートフォリをデータベースに格納していく中流工程,さらに卒業研究結果の発表(論文や口頭発表)の下流工程までのすべての工程に適用して,システムの全体を評価し,その有効性や課題点を探った.また,その過程において,連携研究者のからの評価や意見を徴収した.なお,本研究は,その進捗の都度に国際会議において発表し,世界のさまざまな研究者からの評価や意見も聴取した.諸外国では,我が国のように卒業研究という制度に良く似た制度であるPBL(Problem Based Learning)が存在するため,その視点からの意見や知見を得た.現在,これらのシステムの試行結果や様々な評価や意見を踏まえてシステムを改善中である
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Research Products
(5 results)