2011 Fiscal Year Annual Research Report
知識連関マップと作業場を与えて問題解決からの汎化を促す学習支援システム
Project/Area Number |
21500920
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Research Institution | Tokyo University of Science, Yamaguchi |
Principal Investigator |
伊藤 紘二 山口東京理科大学, 工学部・電気工学科, 教授 (20013683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
掛川 淳一 兵庫教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (90403310)
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Keywords | 教育工学 / 教授学習支援システム / 知識関連マップ / 協調学習 / 教材検索 / 知識構造 |
Research Abstract |
実際の工学系の授業においてグループによる課題解決を行わせ、レポートを提出させて発表を行わせる実践を今年度も継続した。このような実践におけるグループ作業を支援するシステムとして、本研究のシステムを構築するために、電磁気学の主要テーマをカバーする知識教材と課題教材を手作りで編集し、PDFからJPEGに変換し、Webページに掲載する作業を行った。通信工学については、コンテンツは完成した。 協調作業場については、スレッドを利用して、できるだけ速やかに衝突を避けて発信権限を制御する仕組みが完成した。 また、各知識教材に付加した知識ノートをベースにして、教材検索のための手がかりをXML型式で表現したものを用意した。知識ノートの言語処理によって手がかりの編集を支援する仕組みについては、次年度の研究テーマとし、今年度は、手作りで、手がかり記述を行った。一方、学習者のために、手がかり表現から集めたrelation-entityのメニューで支援して、手がかり記述と同様に構造化された検索キーを編集させる仕組みを作った。そして、ともにネットワークを形成する検索キーと手がかり記述の問の部分一致を行って順位づけを行うアルゴリズムを新たに開発することに成功した。これによって、学習者は課題解決に使えそうな教材を、ステップを追って絞り込んでゆくことができる。 さらに、教材に、その根拠や導出手順を、より基礎的な教材のタイトルを持ったノードの木構造で表した知識構造を付加し、レポート作成に使わせるしくみについては、知識構造を編集する仕組みと、フレームをまたがって、コピーを配信する仕組みを作った。
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