2009 Fiscal Year Annual Research Report
オープンソース・ソフトウェアを活用した自律・協調学習支援型EMP教材の開発
Project/Area Number |
21500938
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
岩田 淳 Shimane University, 医学部, 教授 (00280438)
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Keywords | 教育工学 / 英語教育 / オープンソース / EMP / eラーニング |
Research Abstract |
本研究課題では、次の3点を目的とした実践研究を実施する。 1. ESPの一分野であるEMPを対象に、自律学習と協調学習理論を統合したインストラクショナルデザインの設定を基盤にした英語eラーニング教材を開発し、授業、自主学習用教材としての運用・評価をもとに、デザインと教材の有効性を検証する。 2. 教材作成において、オープンソースのラーニングマネジメントシステム(以下「LMS」と記す)と、オープンソースのXHTML教材作成エディタを利用し、コンテンツの共同開発と共有を実現するツールとしての効果や問題点を検証し、抽出した問題点を解決するのに必要な機能を新規に開発する。 3. ESP用eラーニング教材の教育効果を測定する評価指標を設定し、提案する。 上記の目的の達成のために21年度は下記の研究を行った。 1. 学習ニーズ分析、学習目標設定を行い、研究協力者のJohn Clayton博士の協力を得ながら、コンテンツ、学習方法、構成、評価方法等についてインストラクショナルデザインを策定した。 2. 学習者のレベルとニーズに合致した関連性の高いテーマ(医学、看護分野)を選定し、教材スクリプト執筆とタスクの設定を行った。また、教材配信用LMSのMoodleのサーバを設置し、必要な設定を行った. 3. 効果的なEMP教材開発やオープンソースLMSの効果的な活用法に関する研究情報収集のために、医学英語教育学会、MoodleMootに参加した他、eラーニングによる英語教育実践事例を有する旭川医科大学にて視察を行い、研究遂行に資する調査を実施した。
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