2011 Fiscal Year Annual Research Report
コンテクストアウェアなシミュレーション教材オーサリングツールの開発
Project/Area Number |
21500946
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中野 裕司 熊本大学, 総合情報基盤センター, 教授 (40198164)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
喜多 敏博 熊本大学, eラーニング推進機構, 教授 (20284739)
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Keywords | eラーニング / オーサリングツール / シミュレーション教材 / 科学教育 |
Research Abstract |
本研究では、プログラミング知識等をあまり必要とせず、一般教員が教育内容に関連するシミュレーションを教材として容易に制作、公開することを可能で、かつ、その教材を利用した詳細な学習活動が学習管理システム(LMS)に記録可能であるコンテクストアウェアなオーサリングツールの開発を目的としている。Webアプリケーション開発を中心に、標準化技術、オープンソースLMSを機能的に融合することで実現を目指す。 平成23年は、機能強化・整備と不具合部分の検出・修正を行い、システムが機能することを確認した。 まず、平成23年度に開発した機能の検証を行うとともに、不具合への対応や未実装部分の開発・実装を行った。また、昨年度から、クライアント側の開発基盤を、Java FXからHTML5とJavaScriptの組み合わせへ移行してきたが、今年度はこの形式に一本化した。HTML5にすることで、モバイルやタブレット端末利用の可能性が向上し、将来的に端末内蔵のカメラやGPSの活用、ネットワーク非接続時の一時的データ保存等への広がりが見込めることからも、HTML5へ全面的に統一した。 上級開発者用のソースコード編集等カスタマイズに関しては、HTML5への移行によりJavaScriptとHTMLの編集だけでよくなった。同様に、このモードの一部学習者モードへの取り込みに関しても簡易に実現でき、権限の問題もあまり発生せず、学習者自身が教材の変更や制作を可能とした。サーバ側のシステム構成に関しては、二重化、負荷分散、移植性向上のため、仮想化を行うが、これまで個別ハードウェアで動作していたサーバをLinuxのKVM上に集約・再構築した。LMSとの連携に関しては、全学で運用しているシングルサインオンCASを活用し、Sakai CLEを中心に連携を行った。
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Research Products
(15 results)