2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500959
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
児玉 靖司 Hosei University, 経営学部, 教授 (30266910)
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Keywords | 教材情報システム / 履歴管理 / Flash |
Research Abstract |
本年度は、最近の教材情報システムに関する文献、資料等を調査し、教材の履歴管理方法についてプロトタイプ作成等を実施した。初期の段階でサーバを構築し、XOOPS、Drupal、Sakai等のフリーソフトウェアを利用し、自由度の高い教材情報システムを導入、調査、分析した。結果として、XOOPS、Sakai上のページの中にビデオ教材となるコンテンツを表示するベージを設け、Flashを用い履歴管理システムのプロトタイプを設計、開発した。データベース管理システムとの連携がまだ不十分な点もあるが、概ねユーザに試験的に使用してもらうことができるシステムとなった。 一方で、国際会議、国内のカンファレンスに参加し、これまでの研究成果、プロトタイプについて発表を行った。教材情報システムとしては、以前より研究している有用なツールである出席管理システム等と合わせて報告した。特に、米国(ボストン)で開催されたSakaiカンファレンスにおいては、日本組織であるJa Sakaiの幹事として、本研究の一部を発表し、デモセッションにおいても発表した。 昨年度より、Drupalや、既存のコンテンツマネジメントシステム(CMS)等のフリーソフトウェアについて機能向上があり、本研究では、ログイン、ホームページの設置等、基本的部分について利用することができた上に、ホームベージのカスタマイズ、アクセス履歴管理等についてもウェブ上から管理、利用することができた。今後もさらによいCMSの調査、研究も続けていく。 システムを停止せずに、教材情報システムのモジュールを変更することが可能となる技術については、Javaによりプロトタイプを開発したが、性能上の問題があり、現在、さらに効率よい技術を調査、研究中である。
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