2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500959
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
児玉 靖司 法政大学, 経営学部, 教授 (30266910)
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Keywords | 教材情報システム / データベース / 履歴管理 / 仮想空間 |
Research Abstract |
本年度は、教材情報システムの新しい要素技術として、データベース部分、履歴管理部分について研究開発を行った。データベース部分については、教材情報システムSakai CLEの主要データベースをフリーソフトウェアとしてよく使われているMySQL上でも動作するように改変し「Towards Integration of Data Base Management System for Open-source Course Management Systems」において分担者として発表した。この機能により、他の教材情報システムとのデータ連携がしやすくなったと考えられる。履歴管理部分については昨年度発表済みではあるが、閲覧チェック機能の向上等バージョンアップをした。さらに、閲覧者へのフィードバックとしてどのように閲覧履歴を分析するかを検討し、本年度発表する予定である。分析手法の検討については、閲覧機能分析だけでなく、閲覧者からの感想等、文章についてデータマイニング手法を用いて詳細な分析ができることが期待される。履歴管理および次期研究課題に向けての分析手法検討として「Developing a Collective Intelligence System for University Education:A Case of SAKAI」を発表した。この発表により、履歴管理の重要性および今後のデータマイニング手法を用いた分析に向けての正当性を考察できたと考える。 最近の教材情報システムの機能向上により、モジュールを動的に改変する機能については概ね一般に実現されてきている。特に、PHPやRuby等スクリプト言語による教材情報システム開発が増え、モジュールを動的に改変することが簡単に実現されるようになってきた。そのため、本研究課題では、モジュールを動的に改変する機能に代えて、データベース管理部分に焦点を当て他の教材情報システムとの連携について研究を行うこととした。そのため、上記の論文を発表した。
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