2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500959
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
児玉 靖司 法政大学, 経営学部, 教授 (30266910)
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Keywords | 教材情報システム / データマイニング / データベース / eポートフォリオ |
Research Abstract |
本年度は、最終年度として研究の総括を行うとともに、1)データマイニングを用いた学習者の学習履歴分析、2)教材情報システムにおいて中心となるデータベース周りの改修、3)教材情報システムとeポートフォリオとの関連について研究を行った。さらに、次年度からの継続研究に関する研究計画を作成した。 1)については、次年度以降の研究目的を設定するために「実習型授業における学びを支援するための学生フィードバック分析手法とその検証」を分担者として発表した。この研究発表により教材情報システムの一つの機能として同分析を組み込むことが有効であることを確かめた。2)については、昨年度学会発表した論文をJournalとして投稿した。論文「The Development of Educational Environment Suited to the Japan-Specific Educational Service Using Requirements Engineering Techniques:Case Study of Running Sakai with PostgreSQL」が採録された。3)については、教材情報システムに関する要求工学的手法を用いた要求定義の事例として「Introducing ePortfolio to Architectural Course:The Integrated Archiving Environment」を分担者として発表した。本研究発表により、要求工学的手法を用いた教材情報システム改修に関する将来的展望を掴むことができ、同時に本課題とePortfolioとの連携を考察することができた。本研究により新しい要素技術を考察することができた。 その他、定例のSakai Conference 2011に参加し、教材情報システムへデータマイニングを用いた活動履歴分析を追加した「A Study on Utilizing Data Mining Performance of the Course in Online Learning Environment」を発表した。本課題の総括としては、初年度および2年目にして、当初の研究目標であった教材情報システムに関する研究のプロトタイプを実現することができ発表したが、3年目にして携帯端末の機能向上、普及は目覚しく、携帯端末への対応の必要性が高まって来た。そのため本年度よりまたは継続研究として、携帯端末への対応を主眼として研究計画を作成し研究をしている。
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