2011 Fiscal Year Annual Research Report
作曲プロセス・シミュレーションを用いた音楽e-learningシステムの構築
Project/Area Number |
21500966
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
荻原 尚 大東文化大学, 経営学部, 非常勤講師 (30194484)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木川 裕 武蔵野学院大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (60310265)
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Keywords | 音楽 / 作曲 / e-learning / 教材 / MIDI |
Research Abstract |
本研究は、作曲と音楽理論を学ぶためのe-learningシステムの構築と教育方法の開発、その教育効果の検証を目的としている。本研究では、これまでに行ってきた研究「音楽教育マルチメディア教材の構築と利用効果の検証」、「音楽教育におけるe-ラーニングシステムの構築(基盤研究C No.18500728)」の成果とWeb教育システムをさらに発展させ、より高度な音楽教育(作曲法、和声学、ポピュラー音楽コード理論)を行うためのシステム構築と教材コンテンツの作成を第一の目的としている。同時に、作成コンテンツの教育効果を検証し、より教育効果の高い教材に発展させることを目指している。 本研究は、4年間の研究期間を2期に分け、前半2年間はコンテンツ作成に重点を置き、講義内で利用しながら教育効果の基礎調査を行い、後半2年間は教育効果の調査を主体とし、その結果をフィードバックしてコンテンツのアップグレードを行う計画である。 以上の研究計画に従って、後半1年目となる今年度の研究は以下の通り行った。 1.e-learningシステムの構築と活用 今年度は、昨年度追加した和声学の教育コンテンツをアップグレードし、内容をより拡充したWeb教材による講義を行った。 2.教育効果の検証 e-learningにおける教育効果の検証として、昨年度に引き続き、単元「移調」で予備調査を行った。「移調」の教育効果調査は、総合的な音楽基礎能力の評価基準として、平成20年度から行っている。 3.研究成果の発表 本研究の成果は、教育システム情報学会、パーソナルコンピュータ利用技術学会、大学ICT推進協議会で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
教育コンテンツの作成は順調に進み、完成段階にある。毎回の講義でWebコンテンツを使用し、半期ごとに内容のアップグレードを行い、より教育効果を高める努力をしている。受講生の評価も十分に高い。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画は順調に進んでいる。Webカリキュラムは完成しており、講義で使用しながら各単元の細部をより分かりやすくするためのアップグレードを行っている。
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Research Products
(4 results)