2011 Fiscal Year Annual Research Report
先駆的Web学習システムによる学生の学習意欲向上と教育効果の保証
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21500968
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Research Institution | Ishikawa National College of Technology |
Principal Investigator |
長岡 健一 石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 講師 (60249779)
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Keywords | e-Learning / HTML5 / ネットワーク / 携帯情報端末 / Webアプリケーション / 教育効果 |
Research Abstract |
本研究では1.オンライン状態に関わらずシームレスに利用できるWeb学習(e-Learning)システムの開発,2.システム活用,3.利用状況分析,5.達成度評価試験を用いた教育効果向上の検証とその質の保証などを行なうこととしている. H22年度までに,HTML5を用いた,オンライン状態に関わらずシームレスに利用できるWeb学習システムの開発を行なったが,今年度はワイヤレス端末の普及を背景に,PCに加えてスマートフォンやタブレットなどの携帯情報端末において高度な利用が可能なシステムへと機能拡張を行なった.具体的には,これまで開発したWebシステムと連携して携帯端末上で単体で動作するアプリケーション開発である.ネットワーク工学初学者がネットワーク性能や詳細な動作をわかりやすく学ぶことを支援するものである. そして,開発したシステムのユーザビリティおよび教育効果の検証のため,以下のようになログ収集を行い,データベース化した. ・利用者のオンライン・オフラインごとの利用状況を把握・管理するためのログ収集. ・利用者のユーザビリティと理解度調査アンケート 以上のような評価に必要と考えられる項目は他大学や研究機関等で意見や資料収集を行い,参考としている.そして,これらログやアンケート結果をデータベース化し,多面的な方向でシステム全体の評価検討を行なえるようにした.現在のところ,詳細な検討までは至っていないので,次年度で作業を実施し,さらにシステムの改善につなげていく予定としている.また,システム開発と評価,およびシステムの一部であるネットワークシミュレーションを利用した新しいネットワークシステムの提案などについて,別に示す論文,講演等において発表を行なった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
技術背景や社会背景が激しく推移しており,新たな技術への対応等への取り組みが必要となっているが,その都度,それらに対応しており,システム開発については計画以上に進展があると思われる.そのため教育効果や達成度評価についてはやや遅れている部分もみられるが,これを行なうための基盤はほぼ整えられているため,今後の研究により,当初計画も達成できると考えている.
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Strategy for Future Research Activity |
上記で述べたように,教育効果,達成度評価をテーマとして,システムの評価検討を今後進める予定である.
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Research Products
(6 results)