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2009 Fiscal Year Annual Research Report

マイケル・ポラニーの自然科学研究

Research Project

Project/Area Number 21500974
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

中島 秀人  Tokyo Institute of Technology, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (40217724)

Keywordsポフニー / 化学者 / 科学研究 / ハンガリー
Research Abstract

研究計画どおり、ポラニーのアーカイブ資料を確認するために、米国とハンガリーで調査を行った。
ハンガリーには2回出向き、初回は関連研究者から研究の方向性について貴重な助言を得た。手違いによって、この際にアーカイブ資料そのものを見ることができなかったため、再度ハンガリーを訪問し、ブダペストの国立図書館(および国立図書館分館)に於いて所蔵資料を見ることができた。そして、現地の研究者の証言通り、ここには比較的私的な書簡のみが所蔵されていることが確認された。
アメリカには1度出向き、シカゴ大学付属ジョセフ・レゲンスタイン図書館所蔵のアーカイブ資料を調査することができた。ここで驚くべき発見があった。すなわち、ポラニー関係の資料のボックス総計60箱の内、インデックスがありマイクロフィルム化されているのが46箱だけであること、残りの箱には、科学研究に関する論文等が含まれていることが分かった。そこで、私の研究室の大学院生である古谷紳太郎君をシカゴ大学付属図書館に派遣し、資料のインデックスの作成およびコピーの作成依頼を行ってもらった(入手済み)。
なお、2回目のハンガリー訪問の際、研究助言をしていただいたブダペスト工科大学の教員から、シカゴ大学の資料のマイクロフィルムは電子化されていること、著作権の問題はなく、電子情報を複製できることを教えて頂いた。それだけではなく、電子化されたDVD一式をいただくことができるという予想外の収穫があった。さらに、現地の研究者から、ドイツ・マックスプランク研究所に所蔵されているポラニーの資料や、ミュンヘンにある資料についての情報を得た。
この他に、ポラニーについての研究論文を収集した。
以上によって、平成22年度以降の研究に必要な基礎データを集めることができた。ただし、ポラニーの科学実験ノートそのものは今のところ発見されていない。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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