2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21510083
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
河邊 伸二 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (20252314)
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Keywords | 電磁波 / マイクロ波 / 電波吸収 / リサイクル / プラスチック |
Research Abstract |
建築空間で使用される電波利用機器の普及は、拡大しかつ多様化している。建築空間内に地上デジタルTV、コードレス電話の親機と子機、電子レンジなど多くの電波利用機器があり、我々はそれらの恩恵を受けている。一方で、建築材料によって電波が減衰したり、漏洩電波が干渉したりして他の機器の誤動作を招くなど障害も存在している。快適な電波利用機器使用のためには、建築材料の電波特性の研究が重要である。一般的な建築材料を対象に建築空間に主に用いられる重要な2つの周波数帯である600MHz付近のUHF帯と2450MHz付近の準マイクロ波帯について平行二線線路測定法で垂直入射の反射減衰量の測定を行い、以下のことが分かった。 1)UHF帯での反射減衰量は、格子型フェライト電波吸収体で大きくなり、瓦とカーペットで少々大きくなった。 2)準マイクロ波帯での反射減衰量は格子型フェライト電波吸収体、岩綿吸音材、アルミ断熱材で大きくなった。 3)今回測定した建築材料は、UHF帯で反射減衰量を有する材料、準マイクロ波帯で反射減衰量を有する材料、両方の周波数帯ともに反射減衰量を有しない材料に分かれた
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Research Products
(4 results)