2011 Fiscal Year Annual Research Report
事業継続のためのミッションマネジメントに関する研究
Project/Area Number |
21510144
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
越島 一郎 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (30306394)
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Keywords | ミッションマネジメント / コンセプト設計・管理 / 意思決定支援 / 人的資源配分 / ピンチテクノロジー |
Research Abstract |
平成23年度の成果は、以下の通りである。 【ミッションマネジメント・ツールの開発とミッション達成のための人的資源配分】 プロジェクトミッションのコンセプトを明確なものとして、それをプロジェクト運営期間中維持することは、サステナビリティを配慮したプロジェクト運営に不可欠である。このため、平成23年度は、プロトタイプソフトウエアの開発とミッションを成功させるための人材配分方法に関して研究を進めた。 (1)ミッションマネジメント・ツールの開発 ミッションに合わせて製品の設計から使用に至る複数の関係者が評価指標を明示した討議を通して、製品コンセプトを維持しつつ夫々の立場で意思決定を支援するツールが不可欠である。このため、PC上のExcelマクロとして、プラス並びにマイナス評価パートを持つ意思決定ツールのプロトタイプを作成し、現場で複数の設計者が意見を集約しながら使用することを想定して、iPadやiPhoneで作動するアプリを試作した。 (2)プロジェクトエンジニアリング業務における人材配分構造の解明 技術や人的資源の経営的管理問題を人的資源の適切な配置・配分に関する問題として考察し、これを要求(量と質)と利用可能資源(量と質)の関係に一般化することで、熱エネルギーの有効利用手法として広く利用されているピンチテクノロジーがインプリケーションできることを明らかとした。
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